2017年03月18日
絶海の孤島にジャガイモに掛ける浪漫を見る〜荒海を臨む栄華の面影編
〜前回までのあらすじ〜
北大東島名産のジャガイモを使った
新進気鋭の焼酎「ぽてちゅう」。
その真実と希望の物語を探るべく、ジャガイモの故郷
北大東島へと向かった我々オジサンたち6名。
大東島まであと一歩というところで突然の乱気流に飛行機は墜落、
海面に不時着し何とか一命は取り止めたものの、
見渡す限りの水平線で待てど暮らせど救助が来る気配はない。
かくて、救命艇で脱出を試みたおじさんたちの漂流は
こうして幕を明けたのだった...。
....
スミマセン、後半にかなりのウソが混じりましたが、
北大東島産ジャガイモを使用した「ぽてちゅう」の
取材をすべく島に降り立った我々一行。
今回島を案内して下さるのは、
北大東島出身の久米仙酒造次長、親川さん。
北大東村役場より貸して頂いた車で宿から出発。
目の前は見渡す限りのウージ畑。
♪ザワワ♪ザワワ♪ザワワ〜〜〜♪
ん?
視界の端、道路脇の草むらで何かが動いたような気配。
すぐさまそこに目を向けると、
そこにいたのは巨大な鳥。
え?
キジ!?
一瞬の出来事だったが、確かに私の目に映ったその
尾羽の長いシェルエットはまごうことなくキジだった。
私の実家、岐阜県のド田舎でたまに見かけたキジ。
間違えるはずはないが、沖縄にはキジはいないはず。
何故?
「あ、キジはいますね。40年くらいまえに
サトウキビにつく、バッタの駆除の為に
島に持ってきたらしいですよ」
納得。
少年時代の隣人にちょっと感動。
何度か見かけたのですが写真は残念ながら撮れませんでした。
で、
まず出かけたのは西港。
その名の通り島の西側にある港です。
「漁港」ではなく「港」。
「そういえば「漁」がついてないのは何でだろう?」
と思っていたのですが、ついてみて納得。

写真じゃ解りづらいですが、
岸から海面がメチャクチャ高い。
推定7〜8m、かなりの大型船舶じゃないと停泊出来ません。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
大東島特有の光景で、フェリーで来島する際は
人や物資をケージに入れて、港から大型クレーンで吊り上げて岸に運びます。
こんなカンジだそうです。

晴れていれば見られる風景だそうですが、
前回書かせて頂いた通り、雨男パワー炸裂で海は荒れまくり。
残念ながらこの光景は見ることが出来ませんでした。
漁船もこんなカンジ。

なるほど、漁船を港に停泊しないから
「漁港」じゃなくて「港」なんですね。
ちなみに船は、そこから30mほど陸に上がったところに
まとめて停泊されていました。
魚市場はそのお隣り。荒天で漁に出れないので、
市場もお休みしていました。
車に乗り込み移動。
30秒で到着したつぎの目的地はコチラ。

かつて、ここで採掘された豊富な燐鉱石を貯蔵していた
「燐鉱石貯蔵庫跡地」です。
燐鉱石に含まれる燐酸は肥料や火薬の原料に、
同時に多く含まれているアルミナ鉄は戦闘機の機体を作る
アルミニウムになるということで、第一次大戦の頃から需要が高まり、
最盛期の頃には2700名もの出稼ぎ労働者が集まっていたそうです。
ちなみに、そんな燐鉱石の船への搬入桟橋あとも
かなりの高さ...というか、メチャメチャ断崖絶壁です。

たぶん15m以上ある断崖絶壁の堤防の上に、
かつては桟橋がかけられており、そこから海上の
ハシケ(手漕ぎの小型船舶)に積み込みを行なっていたそうです。

↑当時の写真。右上と下の写真がそれ。
かつては巨大な貯蔵庫にトロッコが敷かれ、
莫大な量の燐鉱石が保管されていたそうですが、
終戦後の昭和25年に閉山されてからはすっかり夢の跡。


壁の一部と、トロッコがかつて行き来していた
トンネルを残して、今となっては瓦礫の山です。
ちなみに、今残っているこれらも、
リアルタイムで台風が来るたびに巨大な波によって
どんどん破壊されているそうです。
ここ、海面から高さ20m以上あるんですけど...。
大東島の台風、恐ろし過ぎます。
採掘最盛期の頃はこんな風景だったとか。




掘削作業も全て手掘りで行われており、
ひじょうに質の良い燐鉱石が採れたそうです。
貯蔵庫跡地には
船や大型物資を当時搬入していたスロープが残っているのですが、
今ではこれもすっかり波に侵食されてお役御免。
かなりの急斜面なので、船などはフックとワイヤーを掛けて
ウィンチで吊り上げていたそうですが、
そんなウィンチも今では錆びだらけとなって、
かつての栄華の証人として、同じ場所から海を見下ろしていたのでした。


長くなり過ぎたので本日はここまで。
さぁ、次回はいよいよ
ぽてちゅうが登場します!
どんだけ前置きが長いんだ!
ってハナシですよね(笑)。
スミマセン、あと2〜3回続く
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北大東島名産のジャガイモを使った
新進気鋭の焼酎「ぽてちゅう」。
その真実と希望の物語を探るべく、ジャガイモの故郷
北大東島へと向かった我々オジサンたち6名。
大東島まであと一歩というところで突然の乱気流に飛行機は墜落、
海面に不時着し何とか一命は取り止めたものの、
見渡す限りの水平線で待てど暮らせど救助が来る気配はない。
かくて、救命艇で脱出を試みたおじさんたちの漂流は
こうして幕を明けたのだった...。
....
スミマセン、後半にかなりのウソが混じりましたが、
北大東島産ジャガイモを使用した「ぽてちゅう」の
取材をすべく島に降り立った我々一行。
今回島を案内して下さるのは、
北大東島出身の久米仙酒造次長、親川さん。
北大東村役場より貸して頂いた車で宿から出発。
目の前は見渡す限りのウージ畑。
♪ザワワ♪ザワワ♪ザワワ〜〜〜♪
ん?
視界の端、道路脇の草むらで何かが動いたような気配。
すぐさまそこに目を向けると、
そこにいたのは巨大な鳥。
え?
キジ!?
一瞬の出来事だったが、確かに私の目に映ったその
尾羽の長いシェルエットはまごうことなくキジだった。
私の実家、岐阜県のド田舎でたまに見かけたキジ。
間違えるはずはないが、沖縄にはキジはいないはず。
何故?
「あ、キジはいますね。40年くらいまえに
サトウキビにつく、バッタの駆除の為に
島に持ってきたらしいですよ」
納得。
少年時代の隣人にちょっと感動。
何度か見かけたのですが写真は残念ながら撮れませんでした。
で、
まず出かけたのは西港。
その名の通り島の西側にある港です。
「漁港」ではなく「港」。
「そういえば「漁」がついてないのは何でだろう?」
と思っていたのですが、ついてみて納得。

写真じゃ解りづらいですが、
岸から海面がメチャクチャ高い。
推定7〜8m、かなりの大型船舶じゃないと停泊出来ません。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
大東島特有の光景で、フェリーで来島する際は
人や物資をケージに入れて、港から大型クレーンで吊り上げて岸に運びます。
こんなカンジだそうです。

晴れていれば見られる風景だそうですが、
前回書かせて頂いた通り、雨男パワー炸裂で海は荒れまくり。
残念ながらこの光景は見ることが出来ませんでした。
漁船もこんなカンジ。

なるほど、漁船を港に停泊しないから
「漁港」じゃなくて「港」なんですね。
ちなみに船は、そこから30mほど陸に上がったところに
まとめて停泊されていました。
魚市場はそのお隣り。荒天で漁に出れないので、
市場もお休みしていました。
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「燐鉱石貯蔵庫跡地」です。
燐鉱石に含まれる燐酸は肥料や火薬の原料に、
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アルミニウムになるということで、第一次大戦の頃から需要が高まり、
最盛期の頃には2700名もの出稼ぎ労働者が集まっていたそうです。
ちなみに、そんな燐鉱石の船への搬入桟橋あとも
かなりの高さ...というか、メチャメチャ断崖絶壁です。

たぶん15m以上ある断崖絶壁の堤防の上に、
かつては桟橋がかけられており、そこから海上の
ハシケ(手漕ぎの小型船舶)に積み込みを行なっていたそうです。

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かつては巨大な貯蔵庫にトロッコが敷かれ、
莫大な量の燐鉱石が保管されていたそうですが、
終戦後の昭和25年に閉山されてからはすっかり夢の跡。


壁の一部と、トロッコがかつて行き来していた
トンネルを残して、今となっては瓦礫の山です。
ちなみに、今残っているこれらも、
リアルタイムで台風が来るたびに巨大な波によって
どんどん破壊されているそうです。
ここ、海面から高さ20m以上あるんですけど...。
大東島の台風、恐ろし過ぎます。
採掘最盛期の頃はこんな風景だったとか。




掘削作業も全て手掘りで行われており、
ひじょうに質の良い燐鉱石が採れたそうです。
貯蔵庫跡地には
船や大型物資を当時搬入していたスロープが残っているのですが、
今ではこれもすっかり波に侵食されてお役御免。
かなりの急斜面なので、船などはフックとワイヤーを掛けて
ウィンチで吊り上げていたそうですが、
そんなウィンチも今では錆びだらけとなって、
かつての栄華の証人として、同じ場所から海を見下ろしていたのでした。


長くなり過ぎたので本日はここまで。
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