突然ですが、

皆さんは
タコと水中で素手で
戦ったことはありますか？

私はあります。

結論から言います。


一瞬死ぬかと思いました。


今から15年ほど前、
とある島の磯場、水深３mほどのところで、
大きなシマダコを発見。

マスク、スノーケル、フィンは装着していましたが、
そのときは魚を獲るのが目的ではなかったので丸腰。
純粋に友人らと素潜りを楽しんでいたのですが、
そんなときに発見してしまった大きなシマダコの腕。

別に食べる気はないのですが、
ハンターの血が騒いでしましました。

反射的に潜って指２〜３本分ほどの太い足を掴んだその刹那、
岩の隙間からブハっと大量の墨が吐かれたと同時に、
何本かの足が這い出してきて、私の腕を掴んできました。
そのまま一気に引き剥がしてやろうかと思っていたのですが、
想像以上に強烈なタコの力と吸引力。

水深３mで繰り広げられた男と男の綱引き。

何とか頑張っていたのですが、
鋭い嘴に噛み付かれたら痛いでは済まないので、
そんな恐怖もあって長期戦は避けて
水面に浮上しようと思ったら、

ヤベェ、腕が抜けねぇ。

腕に何本も絡みついたタコの吸引力は私の想像を超えていました。
一瞬パニックになりかけながらも、タコの腕を１本１本剥がしに
掛かるも、剥がしたそばから別の足が絡んできて埒があきません。

マズい、息が苦しくなってきた。

このままだと溺れ死んでしまう！

しかもその死因が
「タコを獲ろうして返り討ち」。

ダメだ。

カッコ悪すぎる。

絶対に死ねない！

と思った刹那、少し腕が軽くなったのを感じ取ったので
強引に腕を引っこ抜き、無事に生還することが出来たのでした。

皆さん、


海中で大きなタコと素手で
戦うのはヤメましょう。


じゃあ、どうやってタコを捕獲するのか？

蛸壺？

さぁ、漸く本題に入ります！

私が戦った「ワモンダコ」。

その名前を聞いてもあまりピンとこないとは思いますが、
では「シマダコ」と呼んでみたら如何でしょう？

沖縄県民の皆様なら「それなら知ってる！」という方が多いことでしょう。
(ちなみに、内地のシマダコは「縞ダコ」で、沖縄の「島ダコ」とは別のタコです)

あまり知られていませんが、シマダコの旬は実は冬。
彼らは冬になると産卵のために浅場に寄ってくるという習性があります。
そんなシマダコを干潮時に獲りに行く行為を「イザリ」と呼び、
沖縄では古くから行われている漁法のひとつでもあります。

「旬」が少ない沖縄にあって、
(言い換えれば、通年「旬」なものが多いということでもありますが)
隠れた冬の風物詩シマダコ。

そんなシマダコが入荷しました！



３kg近い、大きなシマダコ。
(たぶん、私が死闘の末敗れたのもこのサイズでした)

料理長自らが長年の経験に培われたテクニックで
店頭にて茹で上げてお造りにてご提供致します。

噛むほどに染み出す、味わい深い旨味は、
なるほど、わざわざ寒っむい冬の海に繰り出してまで
タコを採ってくるのも納得出来ます。

ビールや泡盛と一緒に、沖縄の冬のまーさんむん、
どうぞご堪能下さいませ！



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毎度、店長伊藤です。本日は手短かに。

前回の予告通り、密かに製作中だった
泡盛サングリアの第二弾が
いいカンジで完成したので、ご紹介させて頂きます。

それがコチラ。



恩納村産の夏みかんに、
熊本産のイチゴを残波黒に漬け込んだ
さっぱり＆フルーティーなサングリアです。
最初の一杯にもオススメ、
お酒のあまり得意ではない方でもオススメ出来る
とっても飲みやすい一品になりました。

コチラはスカッとソーダ割でどうぞ。

限定７合、夏みかんが手に入らなければ
今回きりのスペシャルメイドになります。
１杯480円とリーズナブルなお値段も嬉しい泡盛サングリア。

金柑＆生姜のサングリアも一緒に
どうぞご堪能くださいませ。

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カタルーニャの田舎町、パンプローナ。

人口わずか12万人のその町が、年に１度だけ
夏のスペインの太陽に負けないほど熱くなる１週間があります。

その名は「サンフェルミン」。

日本での一般名称は「牛追い祭り」。

2009年７月、私はバルセロナで偽物警官詐欺に遭って
ほぼ一文無しになったにも関わらず、
根性と気合いで牛追い祭りに参加していました。

朝っぱらから16頭の牛の追いかけられ、
紙パックの激安ワインを喰らい、昼寝をキメ込み、
そして向かった先は闘牛会場。

初めて観戦する本場の闘牛。

華麗な技の数々と、観客の熱気に圧倒されていると、
後ろからトントンと肩を叩かれました。

振り返ると、ヒゲを生やした地元のオッサンが。
カタコトの英語で「オマエさんは何処から来た？中国人か？」
と聞いてくるので「いや、日本人だよ」と答えると、
「おぉー!!ジャパニーズか!!遠くからよく来た!!
俺たちはココで家族でレストランをやってるんだ!!
ところでオマサさん、酒は好きか？サングリア飲むか？」
というので、「飲む飲む！」と答えると、
足元に置いてあった樽にプラスチックのコップを突っ込み、
なみなみと入ったサングリアを渡してくれました。

それの何と美味いことか!!

「今まで飲んだことのあるサングリアはサングリアじゃなかった」
と行っても過言ではないほどの極上の美酒。

「どうだ？美味いだろ？ウチの自家製だ」
とドヤ顔のオッサン。素直に
「美味い！俺の人生で一番美味いサングリアだよ！」
と答えると、
「だろ？ウチのサングリアは最高だろ？
ガッハッハ！ところで腹はへってないか？」
と聞くので
「へってるへってる！腹へってる！」
と答えると、

何と！

トルティーヤ(スペインオムレツ)とタパス２種類、
ラタトゥーユがたっぷり入った巨大なサンドイッチ、
ケーキにクッキー、そして食後のコーヒー、
とフルコースのディナーをご馳走してくれました。

しかもどれも最高に美味い。

闘牛も終わり、丁寧に礼を言って
レストランとオッサンの名前を聞こうとすると、
「そんなことはいいから、またいつかこの町に来てくれよな！」
と言って去って行くオッサン＆レストランのスタッフたち。


何てカッコイイ!!


カタルーニャの男の心意気に惚れてしまいそうでした。

あのときのサングリアと食事の数々は
今でも忘れられない旅の味のひとつです。


で、


サングリアにはそんな思い出があるのですが、
この度えん沖縄にて、沖縄版サングリアを
こさえてみました。

それがコチラ。



その名も泡盛サングリア。

素直に白状すると、先日お客様に連れて行って頂いた
某バー(前回の八重泉バレルのお店と同一店です)で飲ませて頂いたのに
感銘を受けて、私なりの感性でこさえてみました。

その名の通り、ベースは読谷は比嘉酒造の泡盛「残波黒」。
それに、同じくmade in 読谷(厳密にいうと、ヨメ様の友達の家の畑)の
ショウガ、鹿児島産の金柑、そしてカルダモンを漬け込み待つこと２晩。
金柑の優しい甘さに、ショウガのスパイシーな舌触り、
そしてカルダモンのエキゾチックな香りがうっすら漂う
東洋的サングリアが出来上がりました。

ソーダ割りでも飲みやすくて美味しいですが、
お湯割がオススメです。

ちょうど今日から寒くなるとのことなので、
ぜひぜひ冷えた体を温める最初の１杯、
或いは最後の１杯でほっと一息なんてのにオススメです。

お値段も１杯480円ととってもリーズナブル。

限定一升です。どうぞお気軽にご注文下さいませ！


ちなみにもう１種類、ソーダ割り用の
泡盛サングリアも製作中です。
いいカンジで飲めるようになったら、
また改めて告知させて頂きます。

どうぞ皆さまお楽しみに！


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♪さて私たち岐阜県民が怒ったらよ♪
♪新幹線を岐阜羽島で止めてまうでよ♪
♪マイナーだとか隠れとるとかタワケにするけどよ♪
♪パスポートなくても入れるでよ♪
♪岐阜県民は車をたくさん持っとるけどよ♪
♪経済に明るい証拠だでよ(ほだよ)♪
♪鵜飼の舟に箱乗りでよ♪
♪まーいっぺん造ったろめーか一夜城♪

さぁ、出だしから名古屋が誇るローカルスーパースター
つボイノリオの「名古屋はええよ！やっとかめぇ！」の
パクリで始まりましたが、


誰やの!?

「岐阜県って何処？青森の下？」
「岐阜ってアレでしょ？琵琶湖があるところ」
「岐阜って...何があるの？何もないよね？

とかたーけたこと言っとるのは!!??

言わしてもらうけどよー、

岐阜には世界遺産白川郷もあるし、高山の小京都、鵜飼にヤナ、
斎藤道三の岐阜城、豊臣秀吉の一夜城、軍師黒田官兵衛の不破関、
美濃焼に関刃物、山菜にキノコ、柿にバラ、イノシシ、クマ！
鷲ヶ岳にダイナランド、伊吹山、鮎にアマゴにサクラマス！
そして酒！

何でもあるがな！

というわけで、故郷を離れて17年、
最近では岐阜訛りさえもかなり怪しくなってきている私ですが、
そんな私の地元、岐阜県は揖斐郡より、
不定期入荷ながらも通の皆様から大人気の日本酒、
池田屋酒造の「甕口(かめぐち)」が入荷しました！



ちなみにコチラは甕口の中でも冬季限定の「生詰め」。
辛口にしてフルーティー、複雑に織りなす荒々しくも
パンチの効いた躍動感溢れる個性的な味わいです。
地元岐阜県では味の濃い料理が好まれることもあって、
肉料理や煮付けなど、味くーたーな料理と相性バツグンな
薄濁りの原酒です。

ちなみに創業が元禄２年(1689年)という
創業300年以上という超老舗にして、
全国新酒鑑評会で７度も金賞の受賞歴を持つ由緒正しき酒蔵、池田酒造。
それでいながら、酒屋に卸しをしていない、
かなりレアで偏屈な酒蔵でもあります。
地元の食通の間では「これしか飲まない！」という人がいるほど、
愛好家の多いお酒です。


↑コチラは以前仕入れた生詰めではないほうの甕口。
　コレはコレで大変美味い。

今回も限定一升、次回入荷予定ナシとなっております！

私の地元の銘酒、どうぞ皆様えん沖縄にてご堪能下さいませ！



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素直に白状します。

ヨメ様＆ムスメさんが私の実家に不在なので
当店の常連様と飲みに繰り出したその夜。
彼女に出会ったのは、知る人ぞ知る
那覇市某所の会員制のバーでした。

艶のあるブラウニーのような肌の色に、
最初は彼女が沖縄生まれだとは全く気が付きませんでした。

近寄るとバニラとアルコールが混じり合ったような
甘くセクシーな香りが鼻腔を通して脳髄を刺激し、
それだけで生唾を飲み込むほど、私を激しく狂わせました。

あぁ、何て魅惑的なんだ...

聞くと、生まれは石垣島だそうだ。
なるほど、八重山の日差しの下で育ったから
外国生まれかと思うような肌の色だったんだ。

そして彼女との最初の口づけは衝撃的でした。

ねっとりと濃厚に絡みつくような甘い口づけ。
終わった後の余韻の多幸感に一瞬放心状態になり、
そして「あぁ...」と小さくひとこと、
口の端から吐息ともため息ともつかぬ
声にならぬ声が漏れたのでした。


そんな彼女の名は
八重泉BARREL(バレル)。





「バレル」の名前の通り、オーク樽でじっくりと熟成された
八重山の銘酒「八重泉」の原酒がコチラになります。

実は諸々の法律の関係上、
オーク樽仕込みの泡盛は「泡盛」と表記出来ないらしく、
「リキュール」として販売されているちょと
変わったお酒でもあります。

オーク樽特有の香りにマッカランのような甘く濃厚な味わいが
口いっぱいに広がりまさしく上質なウィスキーを飲んでいるかのよう。

そして長く続く余韻の中には確かに泡盛らしい
米の香りとフルーティーな甘さを感じます。

本当に、この八重泉BARRELとの出会いは衝撃的でした。

あまりに衝撃的だったので、
その３日後には実は店頭に並んでおりました。

そんな泡盛の概念を覆すコチラは、
あえてストレートでお楽しみ頂くのをお勧めします。
オーク樽仕込みの泡盛が持つ力強く個性的な味わいを
どうぞ皆様ご堪能下さいませ。


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少し前の話しですが、

髪の毛をバッサリ切りました。

実はちょっとしたロン毛状態だった私。
特に前髪が長く、気づけば鼻の下あたりまで
伸びに伸びまくっていました。

ということで、バッサリと断髪。

サイドと後ろはバリカンで刈り上げ、
ツンツン髪の毛を立てられるほどベリーショートにしたのですが、


寒い。


髪の毛って、意外と暖かいんですね。
どれくらい寒いかというと、
家の中でニット帽を被っているくらい寒いです。


おかげで、帽子嫌いだったムスメさんが、
パパのマネをして帽子を大人しく
被ってくれるようになったんのですが、


それにしても、寒い。


早く春になってくれないかと真剣に願う今日この頃です。



で、


春といえば。


南国沖縄ではただいま北部で
日本一早い桜がシーズン真っ盛り。
内地の桜のように枝ぶりからこぼれんばかりの花...
というほどではないですが、それでも鮮やかな紅色の
ヤエザクラやカンヒザクラが青空の下に咲く姿は
これはこれで華やかで良いものです。

そんな桜にちなんでつくられた泡盛が
えん沖縄に入荷しました。



本部町は山川酒造の
「さくらいちばん５年古酒」です。

桜の名所で知られる八重岳の麓に位置する
山川酒造が、同町で開催される「日本一早い桜まつり」
を記念して作った泡盛です。

じっくり熟成された５年古酒100%、
可愛らしいボトルの見た目通り、優しい香りとまろやかな味わいで
泡盛は初めて！という方にもオススメ出来る１本。
ロックで飲んでもその美味しさを味わって頂けると思います。

桜まつりの「優良推奨品」にも認定された
今の季節にピッタリのちょっと珍しい泡盛、
ぜひ北部の桜を思い浮かべつつご堪能下さいませ！


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